田原市内校区位置図

童浦校区は、田原市の北東部に位置します。
南は市のシンボル蔵王山、その他の周囲を臨海工業地帯及び三河湾、汐川干潟などに囲まれ、市内では比較的独立した地理的条件にあります。
また、市の中心市街地と隣接し、ある程度の利便性が確保されているとともに、三河湾大橋により豊橋方面と結ばれ、市全体の玄関口としての機能も有しています。
童浦校区は、元々農漁業中心の地域でしたが、臨海工業地帯への企業進出を契機に、従業者のための住宅開発や区画整理などが行われ、市内で最も変貌を遂げた地域であり、平成22年4月1日現在の面積は2,147ha、人口7,020人、世帯数2,914世帯と、いずれも市最大の校区となっています。
校区男女別・年齢別人口
人口の推移・世帯数の推移

校区全体では、世帯数はここ14年間で791世帯(37.3%増)、人口は1,269人(22.1%増)それぞれ増加しました。
世帯平均人数は2.41人と少なく、人口構成では65歳以上の高齢者が14.2%しかなく、若い世帯が多い校区となっています。
しかし、童浦校区は元々農漁業中心の旧5区に、企業進出サラリーマン中心の新興住宅地域の新6区が順次加わって構成されており、新旧両地区での状況は大きく異なっています。
新地区では、ここ20~30年間で他地域からの転入者が増加し、単純に世帯数の割合だけを見れば今や60%を越えるようになりました。
一方、旧地区では、少子化や若者の転出等で高齢化率も27.2%となっています。
この点では、新地区でも同一世代の転入が急増して行政区を形成してきた経緯から、将来的には一気に高齢化が進行することが心配されています。
なお、市内屈指の大きな校区ゆえ、地区間の地理的な格差解消に課題があります。
また、旧地区も農業主体からサラリーマン世帯に移行しつつあり、校区全体では活気がある反面、核家族の勤め人が増え、近所の連帯感や温かみが希薄になりつつあります。